RSS | ATOM | SEARCH
非常勤講師の報酬に関する交渉報告 〜 「時間数の制限」に関して是正を確約 〜

 9月29日(木)、熊本教育ネットワークユニオンによる「非常勤講師の報酬に関する交渉」(9月7日からの継続交渉内容について)を行いました。懸案となっていた「非常勤講師の授業以外の業務」に関して、学校現場では「総時間数の制限」あるいは「週あたりの時間数の制限」をもとに、県教委の通知文(交渉で確認した労働協約)通りの運用がなされておらず、非常に問題が多いとして是正を求めるものでした。

 その件に関して、冒頭県教委としても是正の意向が示されましたので、お互いの合意書を取り交わしたうえでの実施を確約して終了しました。今後、各職場において管理職への再度の労働協約に関する徹底が図られ、業務を制限した形で職務命令を出していた校長も必要な業務には職務命令を出し直して報酬を払うことが求められます。それが実行されるかどうかは各職場でのチェックも必要になります。但し、通信制課程に関しては、全日制や定時制のように「授業」だけでなく「レポート添削枚数」や「面接」があり、その時間数も週によって多かったり少なかったりする場合もあるので、週当たりの時間数の制限を設けることは問題があると指摘し、「その件に関しては引き続き交渉課題とする」という回答がありましたので、今回の交渉を終えました。

 今回の交渉にあたって、各職場の非常勤講師の方々から現状をお聞きしたり、職場の組合員の方から調べていただき、その実態が交渉を動かす大きな力となりました。情報を提供していただいた皆さんに対して、あらためてお礼を申し上げます。

author:kumakoukyouso, category:-, 17:15
comments(0), -
食とみどり・水を守る熊本県民会議総会開催!

 9月28日(水)18時30分より、熊本市中央区の県民交流館パレア会議室において、「食とみどり・水を守る熊本県民会議」総会が開催され、高教組からも代議員として出席しました。冒頭、久保研一議長(元熊本県農業研究センター所長)より熊本地震被災に対するお見舞いの言葉が述べられ、その後ご自身の被災体験を語られました。その中で、10日間の断水期間中に感じた水の大切さ、そして食べ物の大切。まさに食や水は私たちのくらしと密接につながっているものであることが述べられました。

 また、来賓として上田淳連合熊本会長は「震度4以上の地震が起こると地下水が濁るということが今回の地震を通してわかった。最近では熊本では震度4以上の地震がなかったということ。私たちにとって大切な資源である地下水をいかにして守るかが大切」というご挨拶をしていただきました。

 その後、2015年度活動経過報告、会計決算報告、監査報告が提案され、すべて満場一致で承認されました。また、2016年度活動方針案、予算案も提案され、こちらも満場一致での承認となりました。食の安全という面では、何といってもTPP(環太平洋経済連携協定)交渉が今臨時国会でも審議されるという状況の中で、国内の農業に打撃を与えるだけでなく、各国の経済・社会システムを根本から変え、国家の主権をも侵害するこの協定交渉に断固として反対していく意思が確認されました。

 

 TPPの中でとりわけ、投資企業が相手国を訴えて政策の変更を迫ることができるISDs条項(投資家対国家間の紛争解決条項)の導入は大きな問題であります。この制度を利用して、環境保全や安全確保のために設けられている国内規制が外国企業に「自由な経済活動を侵害している」と訴えられて、規制が緩和されたり撤廃させられる危険性があるなど、まさに国の主権を損なうことが懸念されています。その結果、食品添加物やポストハーベスト農薬規制の緩和、遺伝子組み換え食品の表示に対する圧力などが予想され、農業分野以外にも郵便局の郵便事業や簡易保険、JA共済などを含む金融・保険分野、公共事業、労働分野、医療など、広範囲に影響が及ぶと予想されています。

 しかし、これら多くの問題に関して、国は保秘義務があるとして交渉の詳細は明らかにしていません。そして、交渉経過も4年間は公開されないというめちゃくちゃなルールになっています。

 この問題について、多くの人たちの関心を喚起し、持続可能な社会の実現のために第一次産業がいかに大切であるかを再確認し、食・みどり・水の大切さ、そして脱原発・再生可能エネルギーへの転換を目指して、引き続き取り組んでいくことを確認して総会を終了しました。

 

 また、毎年取り組まれている「アジア・アフリカ支援米の取り組み」についても報告があり、2015年度は県下8ヶ所にて71.3アールで作付を行い、1,951キロを収穫したそうです。収穫した米は、2016年2月27日に熊本市立古町小学校で出発式を行い、国連世界食糧計画(WFP)を通じてカンボジアへ送付されました。なお、全国で収穫された支援米は33,553キログラムにのぼり、カンボジア以外にアフリカのマリ共和国にも送られ、現地の方々に大変喜ばれたという報告もありました。

 

 

 

author:kumakoukyouso, category:連帯行動, 11:00
comments(0), -
連合熊本ピースアクション2016報告

 9月24日(土)10時より、熊本市南区富合町にあるアスパル富合(富合ホール)にて、「連合熊本第8回ピースアクション2016」が開催され、約400名の連合傘下の組合員、家族などが参加しました。主催者挨拶では、上田淳連合熊本会長が「経済学者の猪木武徳氏は『自由と秩序』の中で、自由の獲得は劇的な政治変化を伴うのに対し、自由の喪失は音もなく徐々に、ほとんどの人が気づかぬうちに進行することが多いと言っています。いつの間にか日本が戦争に巻き込まれることがあってはなりません。戦後71年が経過した今日でも、被爆の後遺症に苦しむ人が存在しています。私たちは、戦争の悲惨さ、被爆の悲惨さを語り継ぎ、核兵器のない平和な世界を目指し、運動を継続していかねばなりません」と訴えました。その後来賓の皆さんの紹介が行われました。

 特別講演では、福岡県筑前町大刀洗(たちあらい)平和記念館の山本寛館長より「大刀洗からの平和のメッセージ」と題して、戦時中に大刀洗飛行場という日本と大陸・南方などの中継基地として重要な戦略拠点となっていた陸軍の飛行場があった土地から、さまざまな戦争の悲劇を紹介していただきながら二度と戦争を起こしてはいけないという平和へのメッセージを込めて語っていただきました。

 大刀洗飛行場は、1919年に日本で4番目に作られた飛行場で、総面積46万坪(東京ドーム32個分)の広さがありました。この飛行場には飛行学校があり、約1万人が訓練を受けたそうです。1943年には全国から14〜16歳の少年2,000名も入校しています。飛行学校の分教所として18か所があり、熊本県には熊本市の健軍、玉名(大浜)、菊池(花房)、黒石原、隈庄(くまのしょう・現在の熊本市南区城南町の火の君文化センターにあった)の5校がありました。そのうちの熊本陸軍健軍飛行場は、1943年に三菱重工の試験飛行場として始まり、のちに陸軍の飛行場になったところです。1945年5月24日にこの地から特攻隊「義烈空挺隊」(168名、全員20代の若者)が沖縄へ向かって出撃していきました。4月に沖縄本島は米軍の上陸により飛行場も占拠されています。その飛行場に強制着陸して、一時的にでも空港機能をマヒさせ、その間に特攻隊を出撃させようという作戦部隊でした。12機の爆撃機に14名ずつが乗り込み、沖縄へ向けて出撃しましたが、途中で7機が撃墜か海上墜落し、4機は引き返し、沖縄の読谷飛行場に着陸したのは1機のみでした。この事実は私も知りませんでした。しっかり後世に語り継いでいかねばならない歴史の真実であると思います。

 講演の途中では、お二人の方の証言をVTRで紹介されました。お一人は、大刀洗飛行場から特攻隊として出撃したけれど、途中で友軍機とはぐれて鹿屋飛行場に引き返したために助かった花道柳太郎さんの証言でした。そもそも大刀洗から沖縄までは距離があり、大刀洗からの特攻隊出撃は4機のみです。3トン爆弾を積み込んだ「さくら弾機」2機と、800キロ爆弾2つを積んだト号機2機(トは特攻機の頭文字をとっています)です。さくら弾機は3トンもの爆弾を積んでいたので動きが遅く、途中で撃墜されたのではないかと言われています。花道さんはト号機に乗っていました。実はこの時の出撃で、熊本県益城町出身の福島さんという方も搭乗されていてお亡くなりになっています。花道さんは出撃前夜は眠れず、つめや髪の毛を遺品として残し、遺書も書かれたそうです。しかし、残される家族のことを思うと「死にたくない」とはっきり思ったと語られます。その時の心中を思うと、胸がつぶれるような思いになります。

 また、もう一人の証言VTRは、当時立石国民学校の児童だった方の証言です。1945年3月27日、大刀洗飛行場は米軍のB29爆撃機74機により空襲を受けます。その時に飛行場にあった爆撃機「飛龍」40機すべて破壊されます。最初の編隊が飛行場を空爆したのち、第2編隊がやってきたのですが、その日終業式を終えた国民学校の児童たちが集団下校していて、逃げ込んだ「頓田の森」に米軍が誤爆したのです。その結果31名の子どもたちが犠牲になっています。その遺体を証言者は子どもの頃に目撃し、とても言葉で表現できないような無残な死に方であったと語っておられた姿が強く印象に残りました。

 私は過去に一度、大刀洗平和記念館を見学したことがあります。但し、時間がなくて展示品をじっくり見ることができなかったので、講演の内容は知らない話が多くありました。また、熊本県との関係性を話の随所に入れていただいたので、身近な問題として考えることができる講演でした。

 その後、実際に大刀洗平和記念館で「戦争の悲惨さと平和の尊さを語る朗読公演」をされている竹中圭子さん(朗読)と森部江里さん(ピアノ演奏)による詩の朗読がありました。演目は、栗原貞子作の「うましめんかな」、尾上尚子作の「シオンが咲いた」、山中真理子作の「ほたる」でした。

 集会の最後は、連合熊本青年・女性委員会、熊本地協青年女性連絡会の皆さんにより「平和の歌(コーラス)」でした。原口高教組女性部長も最前列で、よく通るきれいな声で歌われていました。お疲れ様でした。高教組からも16名の方々に参加していただきました。

 

author:kumakoukyouso, category:連帯行動, 14:55
comments(0), -
熊本教育ネットワークユニオン学習会及び定期大会開催

 9月21日(水)、熊本市中央区の水前寺共済会館において「第9回熊本教育ネットワークユニオン定期大会」が開催されました。熊本教育ネットワークユニオンは、熊本教育ユニオンに加盟する組織の一つであり、「熊本県の教育関連産業・事業所で働く労働者あるいは求職活動をしている者」などで構成された一人からでも加入できるユニオン(労働組合)です。

 定期大会の前段には学習会も企画され、「ハローワークから見た労働問題」と題し、全労働省労働組合熊本支部の小川政己書記長より講演していただきました。民営化が進むハローワークの現状や雇用政策自体の変容の中で課題となっていること、さらには国の非常勤職員にかかる雇用と労働条件に関する問題点などを話していただきました。

 その後定期大会に移りましたが、すべての議案が承認され、現執行部ほぼ同じ陣容で今年度も取り組んでいくことになりました。県教組臨任部からも井崎さんに来賓として出席していただき、有意義な交流ができました。

 

author:kumakoukyouso, category:熊本教育ユニオン, 14:02
comments(0), -
熊本地震にかかわる継続的な教育復興のための要請を行いました!

 9月20日(火)、宮尾県教育長を訪問し、標記の要請書を提出しました。すでに5月27日に熊本地震に係る要請書を提出して一定の協議を行ってきましたが、今回はあらためて課題となっていることを重点的に絞り込んで、「継続的な支援」を求めるという趣旨で行いました。今回の要請行動に関しては、前回同様岩田智子県議会議員に仲介していただきました。

 冒頭、宮尾教育長は「子どもたちのことを第一に考えてやっていきたい。8月3日に復旧復興プランを公表したが、それが絵に描いた餅にならないように一つひとつやっていかねばならないと思っている。皆さんとも協力しながらやっていくことが大切」と述べられました。また、この間の日教組による県への救援カンパやボランティア派遣の取り組みにも感謝の意を表されました。

 今回の要請書は大きく3つの項目に絞りました。一つは「1.子ども・教職員の健康と安全確保について(具体的には子ども・教職員への心のケア、そのためのSCやSSWの配置拡大)」、二つ目は「2.被災した子どもたちが安心して学習できる場の保障について(具体的には、給付型奨学金、被災地での学校給食の完全再開、震災により通学困難になった生徒へのさらなる支援)」、そして3つ目は「3.教職員配置を含めた教育環境の整備について」と題して8項目を要請しました。。隠闇間にわたる復興支援加配の措置要求、◆盟和づ復興〕の立場から、原状復帰にこだわらない復旧のための予算措置、3惺刺旧に向けて、提出書類のさらなる簡素化、と鏈劼靴審惺擦悗寮澤廚坊箸錣覽算佞稜標、自校の体育館で卒業式が迎えられるように優先順位をつけた復旧、ト鏈卉呂了務職員の負担軽減のために加配、Ω内外からの被災地域の学校への人員配置を継続、被災した学校への学校訪問への配慮、被災した地域に関しては、本人の希望を最優先する人事異動を・・という内容です。

 私たち教職員組合と同様なスタンスで県教委も動いている姿が見られました。個々の要請内容に関して、県教委からも丁寧な回答をしてもらいました。特に、心のケアと学校施設設備の早期復旧を重視した取り組みを行っていくというスタンスを表明され、個別具体の要請に関してはその状況把握に努めて検討していきたいという回答がありました。また、具体的に要求内容の3の ↓、ぁ↓А↓┐砲弔い討和弍をしたり、要請の趣旨に沿って検討していることが説明されました。引き続き、私たちとしては学校現場の実態を把握し、一人でも困っている児童生徒、教職員がいればその声を拾い上げて要求に反映していく努力を重ねていかねばなりません。

Check
author:kumakoukyouso, category:熊本地震, 18:20
comments(0), -